相模湾のライトタックル カツオ・マグロ コマセ釣り
相模湾でカツオ5kgクラスを初めて釣ったのは2005年でした。
相模湾にキハダマグロ20kgクラスが突然、釣れ出したのは2008年の夏からでした。
早15年、地球温暖化で海がどんどん変わってきていますネェ🤔
それ以前はカツオ2~3kgの大群の中に3~6kgくらいのキメジがいる感じでした。
釣りたてで血抜きした生カツオの刺身はピンク色で甘く、しびれる辛さのおろし生にんにく醤油で食べるのが大好きです😁 キハダマグロの生の刺身もとても美味しく、うちのかみさんの大好物です。
カツオの群れを追ってカツオを数本釣って、ラスト1~2時間をキハダマグロ狙いをするコマセ釣りにしろ、活きイワシのフカセ釣りしろ、夏の贅沢でとても楽しい良い釣りですネ😎
釣友Nさんは20kgオーバーを2017年に釣っています。
目次
1. 事前準備
1-1. 良く行く船宿
<宮川湾 二宮丸>2006年からもう18年、釣り友と定宿になってますが、夏場は1年前に予約を入れないと取れません。カツオ・マグロ釣りは得意中の得意、船長の目と感が鋭く良く、夏から秋は毎日、仕立て予約が入っている船宿です。
<剣崎松輪港 鈴米丸>石鯛かかり釣りに船で行く船宿ですが、カツオ・マグロ釣りも良くやります。
<葉山あぶずり港 たいぞう丸>乗合船ですが、釣友Nさんがキハダマグロ20kgオーバーを釣りました。
1-2. シーズンとタックル
【初盤】6月中旬〜7月 フカセ釣り・ルアーフィッシング
早ければ6月中旬からカツオ・キハダマグロの群れが相模湾に入ってきますが、コマセ釣りの解禁となるのは8月からなのでそれまでは活きイワシのフカセ釣りか、ルアーフィッシングとなります。相模湾奥のオキアミまき餌使用期間が「遊漁に関する申し合わせ」神奈川県 で8~12月とされているようです。
ライトタックルは2〜5kgとキメジ3〜9kgが主体ですかネぇ😎
【中盤】8月コマセ釣り解禁〜9月中旬 追っかけ釣り、エビング釣り
ベイトを追って移動するカツオ・キハダの群れの先回りをする「追っかけ」釣りになります。
カツオは 3〜5kg。カツオ狙いの素早い棚取りが出来る仕掛けは14〜16号2〜2.5mが基準、食いが立った時に仕掛けが捌き易い20号2mも用意。仕掛けは5組は用意したい。針はヒラマサ13号前後。カツオはお祭りし易く高切れすることもあるので天秤、コマセカゴは予備も用意したい。
キハダマグロは 20〜30kg主体、大物40〜50kg。追っかけ釣りの仕掛けは20号3mを基準、長くても4.5m。針は環付き専用針。
環付きを嫌う傾向があるカツオと両狙いになる場合が多い8月はシルエットがすっきりしたタタキ針のキハダ専用針14〜16号、もしくはヒラマサ16号がおすすめ。
楽天マガジン つり情報2021/8/15号 40page より引用
ライトタックル はPE 6〜8号 300mを巻けるリール、PE6号あれば強度は十分 ...😎
一般的なタックルは1.7~2.5mのマグロ専用竿や青物泳がせ用竿などにPE8~10号が400m以上巻けるドラグ性能が良い中大型電動リールのようです。
【終盤】9月中旬〜11月上旬 流し込み釣り 超大型キハダ、サメ対策
シーズン終盤、9月中旬から50〜60kg超大型キハダ続出。
9月後半からは「流し込み」釣り。海水温が20℃を切る11月上旬まで楽しめる。サメ対策が必要。
PE 8〜10号を500〜600m巻いたリールじゃなければ不安。今シーズンの大型キハダは400〜500m疾走する。
リールはキハダ専用バンディットキハダか、ビートマスターかフォースマスターの6000番。
楽天マガジン つり情報2021/11/1号 42page より引用
道糸先端にはPRノットでナイロン40号2〜10mのショックリーダーをつなぐ。ハリス切れやハリ伸され軽減。
スナップサルカンへの接続は7〜8cm強化チューブで補強し、深海結び。
ハリスは26号まで。結びは外掛け5回巻き(56kgも釣ってる)、チモトにフロロ7〜8号を編み込み補強。他に南方延縄結び。
特大キハダには強度抜群のオキアミマグロ20〜22号環付き針にハリス30号を坂本結び。
環付きバリは丈夫ですが、シルエットが大きいので、キハダがハリの結び目を嫌っている気がして、ピンクのスキンを巻いて隠す細工をしてみたら、アタリの出る頻度が増えました。
楽天マガジン つり情報2021/10/1号 32page より引用
ロッド
モゾモゾっとしたアタリが分かる繊細でしなやかな穂先と大物を引き上げるパワーを備えているキハダ専用竿、青物用ワンピースロッド、泳がせロッドなど。
ライトタックルでのチャレンジ😁
私のロッドはキャスティング A.T.LAB. MASTER EDGE カツオ POWER’G 180、電動リールはSHIMANO フォースマスター3000 MK にPE6号300mを巻いています。カツオにはちょうど良く、竿は柔らかくしなりますが、カツオの瞬発パワーに負けることは無く、粘り強いです。電動リールもパワフルで良いです。SlowSEcondLifeとしては、もうカツオ・キハダの標準タックルは高くて買えません。イカや中深場が狙えるSHIMANO フォースマスター3000 MKでカツオ・キメジを狙うのが精一杯ですわぁ😁 あのぉ追っかけ釣りの醍醐味は楽しくて仕方ありません...20kgくらいのキハダが釣れればラッキーですネ😎
カツオ POWER’G 180このタックルでキハダマグロが釣れればキハダライトタックルと言えるので早く釣り揚げたいですネ。瞬殺ハリス切れが多く、飲まれてしまってるようでモゾモゾっと当たりがあった時の合わせが難しいです。
竿(ロッド) | リール | 道糸 | ハリス | オモリ | |
LTカツオ・マグロ釣り | 1.85m 、 80~200号負荷 | シマノFM3000MK | PE 6号 300m | 18~22号 6m | 籠 80号 |
一般的マグロコマセ釣り | 1.7~2.5m | シマノBM6000など | PE 8~10号 400m | 18~30号 6~8m | 籠 80~150号 |
1-3. 仕掛け
天秤には固定式と遊動式があります。
当初の遊動式は魚に走られている時に天秤ごとビシカゴが遊動して魚に持って行かれないので負担がかからずハリスが切れにくい利点がありました。しかし天秤ごとビシカゴが遊動するとカツオがかかって回り、オマツリをした時に外しにくいので乗合船などでは禁止の船宿があるようです。事前に聞いておいた方が良いでしょう。マグロ狙いだけの時はそんなにオマツリはしないので良いようです。
最近のビシだけが遊動するビシ遊動式はオマツリしても外し易いようです😁
テンビンはビシ遊動式のスーパーランナー。キハダ疾走時の抵抗を減らしてショック切れを防ぐ。
楽天マガジン つり情報2021/10/1号 29page より引用
ステン缶は細身のFLサイズ100〜120号。落下が早く、コマセワークのヌケもいい。
スーパーランナー天秤は「つり情報2021/11/1号」の時には「遊動リングを輪ゴムで止めて置くと良い」と有りましたが、スーパーランナー天秤HRはより進化したようでクリップ状のバネで押さえられており、ヒットすると自動的に道糸側に放されるようです😎 買って来ました😅
これならばタナ取りする時の手前祭りも少ないし、ヒットした時は天秤は仕掛け側に残っており、コマセカゴだけが道糸側に移動するので誰かとお祭りしても外し易いですネ😁
相模湾に到来するフレッシュな9月の戻りカツオの新群れを追っ掛け釣りする仕掛けはハリス20号2mと太く短くハリも軸太ヒラマサ13〜14号。パヤオ周りに着いたカツオ群れは連日攻められスレて14号以下の細ハリスで3mと長め。』
楽天マガジン つり情報2022/9/15号 34page より引用
遊動式は仕掛けを投入タナ取りするまでに道糸のテンション保ちながら落とさないとコマセカゴが道糸側へ移動して手前マツリしてしまう欠点があるので遊動リングをテンビン玉に輪ゴムで止めて置くと良い。マグロが掛かれば輪ゴムが切れて遊動式になる。
楽天マガジン つり情報2021/11/1号 44page より引用
私が使っていたのはちょっとお高いですが、『サニー商事のマグロプレミアム』が使い心地が良かったです。
投入時には天秤がV字にならないように道糸とハリスを持ってビシが天秤の下に行って天秤がL字になるように調整しながら入れて、タナ取りする時にはハリスが潮に馴染んでからシャクるようにすると良いです😅
PEが船底に擦れ、高切れして無くしてしまって残念でした。
あえて固定式天秤を使う釣り方もあるようです🤔
『補強した固定式天秤 + マグロリングでキハダを弱らせサメの襲撃をかわす。』茂木俊宏(小坪港 洋征丸 常連さん)
楽天マガジン つり情報2021/10/1号 32page より引用
1-4. その他装備
カツオが何本か釣れた場合には30~40リットルの大き目のクーラーが良いでしょう。キハダマグロも入るやつが良いなと思ってましたが、船宿で2,000円で解体してくれるので切り分けようのビニール袋を持って行けば良さそうです。家で解体したい場合用にキハダマグロ保冷バックは買いましたが…
キハダが釣れたときは船の保冷スペースがあり、キハダ用の氷が用意されてる場合が多い。
カツオ・キメジは各自のクーラーにしまう。夏場は氷が溶けやすいので乗船料に含まれる氷以外に1〜2個は買い足しておくと安心です。
シマノ スペーザ ベイシス 350 キャスター付(UC-135M)を退職祝いに頂いて使っています。ちょっと重たいですが、水抜きキャップも簡単に開いて港に着いて水を抜くのに便利で、引っ張り取手も付いてキャスターでゴロゴロ、港での移動は楽ちんです。水を抜くと軽くなるし、車で帰る時にローリングしても水がパシャパシャ、荷台をビショビショにすることもありません。蓋ロックも付いてます。保冷力はとても良く、翌日いっぱい氷が残って居ます。
キハダマグロのエラ蓋にリングがハマると、おとなしくなるマグロリング。
園芸用の鉢スタンドを代用した「鉢スタンドリング」はエラと胸ビレの両方の動きを封じ込める効果がある。
楽天マガジン つり情報2022/10/15号 51page より引用
2. 実釣
2-1. 船宿
コマセ釣りは船宿によってオキアミ3kgが付くのでちょっと足らない分1.5kgくらいは事前に追加予約するか、釣具屋で調達しとく方が良いです。
2-2. 釣り座
釣り座はカツオ釣りの場合はコマセが集まる胴の間が有利と思いますが、オマツリしやすいですネ。キハダマグロはどこでも同じでは…
2-3. 釣り場
昔からカツオは小田原沖が多いように思います。キハダマグロの初期はカツオの群れについていますが、後期のキハダマグロ狙いは相模湾奥全般ですネ。西は真鶴半島沖まで走ったことがあります。徐々に東寄りの城ヶ島沖に居る時もありました。
2-4. 誘い方
コマセ釣りは8月からの初期は「追っかけ」、後期は「流し込み」の釣り方でやります。
エサ付け
オキアミエサは身がプリッと張った大きめサイズをコマセから拾うか、3Lサイズの市販パック持参。
真夏の付けエサは半分解凍して半分はクーラーボックスで保冷。
エサ付けは1本掛け、食い渋りの丸掛け、2匹抱き合わせ、1匹+カットした胴を使ってハリを包み隠すなど丁寧に付け、色々試してキハダにアピール。
身が緩んで落ちやすく餌持ちが悪くなる前にエサ締め液に漬け込む。特船オキアミなどソフトワームと抱き合わせる。
付けエサのオキアミは氷が入ったクーラーの中に保管し、形、鮮度が良いものを小出しに使う。
楽天マガジン つり情報2022/10/15号 50page より引用
食い渋り時のエサ付けは「丸掛け」が効くようです。
キハダはカンヌキ(口角)に掛ける
キハダの場合はアタリを見逃して針を飲まれてノド奥に掛かると硬い歯に当たりハリス切りする頻度が高まる。
この小さなアタリに合わせて口角に針掛かりさせればキャッチ率がアップする。
竿を手にして構え、竿先がカタカタと上下する小さなアタリにも即合わせ、積極的に掛けて行く。素早く合わせると口角にハリ掛かりし易く飲まれ切れを減らす効果がある。スッポ抜けやハリス切れはある。
カタカタと竿先を上下させるアタリが来たら、ズーンと突っ込むまで待ってしまったら、(なかなか引き込まない時にはハンドルを2回くらい巻くと異変に気づいて突っ込むそうだ。道糸が30〜40m出るまでに合わせればカンヌキにしっかり掛かる。
竿を手に持ち下へ突っ込むキハダの走りを利用してギューんっと締め上げるように竿を起こして合わせる。
楽天マガジン つり情報2021/10/1号 30page より引用
【コマセ釣り前半】「追っかけ」の釣り方
ハリスがある程度、ピンと伸びた状態で、付けエサがコマセの中にあること。エサが口に入ってすぐに竿先にアタリが出るため、すぐに合わせを入れられる。2mハリスなら指示ダナより4m落とし、すぐに2m巻き上げ、そこから2〜3回に分けてコマセを撒き、タナまで上げて待つ。
楽天マガジン つり情報2024/9/1号 36pageより引用
タナ取りは指示ダナよりハリス長の半分だけ沈め、コマセを2回撒いてタナに合わせる。ハリス分沈めるとキハダの遊泳層にビシが入ってキハダが仕掛けを避ける気がする。コマセは半分温存。
残りを降り出すのは船下に入ってきたキハダが最初に撒いたコマセに反応して足を止めた時、再びタナ下からコマセを撒いて自分の仕掛けに寄せる。周囲の船団の進行方向、魚の跳ね方を見ながら魚群が船下を通過するタイミングでコマセを2~3回撒いて棚で仕掛け動かさずに待つ。
食いが立っていれば竿先を目一杯持ち上げてゆっくりタナまで戻す落とし込みが効くこともある。コマセに反応せず群れが固まって素通りしていく場合は付けエサを止めたままラッキーヒットを待つ。
群れを追っている時は合図と同時に投入し、手早くコマセを撒いて指示タナに合わせる。人流し1投の時は移動するまで待ち、しばらく流す時は5分に1回入れ替える。
手持ちで集中し、モゾモゾ震えたり、フワフワっとわずかに竿先を持ち上げたら即合わせ、カンヌキ(口角)に高確率で針掛かりする。キハダのアタリは意外と小さい。竿先がジワッと押さえ込まれたり、モゾモゾ震えたり、食い上げるとフワッと竿先が持ち上がる。何かしらの変化を感じたら竿をあおって合わせる。
楽天マガジン つり情報2021/10/1号 34page より引用
何かしらの変化を感じたら竿をあおって合わせる。ハリスがたるんでいる可能性が高く、合わせが甘い場合があるので、合わせた後に電動リールを全速で巻き上げ魚の重みを感じるまで合わせを繰り返す。口角に針掛かりすればキャッチ率が高まる。
楽天マガジン つり情報2021/9/15号 31page より引用
合わせが決まったら巻き上げスピード中、ドラグは緩め3kg前後で、ドラグを滑らせ走るだけ走らせる。
魚が止まったら中速で巻き上げ再開、何度か繰り返し、キハダが弱ったらドラグを少しずつ5kg前後まで増し締めする。巻き上げは一定ペースで引き上げる。ポンピングするとキハダの不自然な動きでサメが居る場合、襲われ易いと言われている。
楽天マガジン つり情報2020/9/1号 より引用
楽天マガジン 2020/10/1号 より引用
【コマセ釣り後半】「流し込み」の釣り方
シーズン後半は船を流してコマセでキハダを寄せて狙う「流し込み」の釣りで荒食いが始まる絶好期。
楽天マガジン つり情報2022/10/15号 48page より引用
2回目にコマセを振ったときに潮の抵抗でエサ崩れしないようにハリスをたるませた状態でコマセを振ること。
楽天マガジン つり情報2022/10/15号 50page より引用
「流し込み」は沈んだキハダをコマセで浮かせて食わせる釣り方。
楽天マガジン つり情報2019/10/15号より引用
常にタナにコマセを効かせるイメージで手返しを行うことが大切。
タナに合わせて待つのは2~3分が目安に手返しするにはコマセはマダイのようにパラパラで良い。
しばらく待ってアタリがないときはタナから5m程巻き上げゆっくり落とし込むが、
仕掛けを指示タナより下げるのは厳禁。下を探りたい場合はハリスを8mにしよう。
グルグル回る時「入ってきたよ!」とアナウンスがあったときは仕掛けを動かさず待つ方がアタる確率が高い。動かすとおどろいて入ってこないようだ。
楽天マガジン つり情報2019/10/15号より引用
食い渋り対策
2-5. 取込み
ドラグ設定
カツオは竿をキーパーに置き、ドラグ5kg前後(グローブを付けて強く引いたらズルっと出るくらい)でゴリ巻きする。
キハダがヒットしたら、最初はドラグ(ドラグは3kg前後に調整)を効かせて走るだけ走らせ、魚が弱ってから巻き上げる。ドラグ設定は必ず竿にセットした状態で計測し、ドラグチェッカーで3kgに調整する。
キハダが突っ込んだ時、3kgのドラグ設定が最も瞬殺を防げる。
楽天マガジン つり情報2021/10/1号 29page より引用
キハダを引き上げる時は4〜5kgに締めるのでスタードラグの「何クリックで1kgしまるか」確認しておく。
ポンピング
カンヌキに掛かれば、再び竿をロッドキーパーに掛け、ファーストランが失速するまでのんびり待つ。グローブ着けて、デカアテを竿尻に装着する。キハダの足が止まったらドラグを4kg設定にして、スタンディングファイト開始。
楽天マガジン つり情報2021/10/1号 31page より引用
ポンピングで引き上げながらセカンドラン、サードランをドラグを滑らせてしのぎ浮かせる。
以上を繰り返して道糸が巻き取れるギリギリのドラグ設定を探し、キハダを巻き上げる。少しずつドラグを締めてキハダを巻き上げられるポジションを見つければハリス切れに泣くことはない。
楽天マガジン つり情報2021/11/1号 46page より引用
慣れてきたら竿をリフトさせる時は電動レバーをオフにして竿先を戻しながらさ巻く時にオンする。電動リールの負担が軽くなる。
魚が元気なうちはスタンディングでヤリトリするが、リングが効いて弱ってきたら電動ウィンチで一気に巻き上げていく。ポンピングをしながらの巻き上げはキハダが不自然に動き、サメにロックオンされがち。
楽天マガジン つり情報2022/10/15号 51page より引用
上層でサメが待ち受けている時は、キハダが上下左右に暴れだしたらサメ接近のシグナル、やり取りを中断してドラグを3kgに戻し、キハダを下へ走らせて逃してやる。サメがしつこい時はキハダを走らせた後、マグロリングを入れ手早く巻き上げるのも一策とのこと。
楽天マガジン つり情報2021/10/1号 31page より引用
カツオの取込み
カツオはドラグはギチギチにして遊ばれてオマツリしないように強引に巻いて水面に頭を出してやるとおとなしくなるので素早く取り込む。
楽天マガジン 2020/10/1号 より引用
キハダマグロの取込み
キハダマグロは竿先にモゾモゾ、フワフワと前当たりがあるので、すかさず電動巻上げ、合わせを魚の重みが感じるまで入れしっかり針掛かりさせるようだ。サメに狙われて時はサメの居ない水面から60mくらいでやり取りしてマグロを疲れさせて一気に巻き上げると良いようですネ。ポンピングするとサメに狙われやすようなので一定速度で巻くのが良いようです。
できるだけ早めにマグロリングを投入して弱らした方が良い。だだし、道糸が斜めだと落ちて行かないので垂直に立っていることが条件。周りに船が居るとオマツリすると複雑に絡み厄介なのでタイミングは船長判断に任せること。
楽天マガジン つり情報2021/11/1号 46page より引用
合わせが決まった後、続けてマグロリングを投入する。固定式テンビン仕掛けのコマセカゴが潮を受ける抵抗が加わり、さらにリングが効いた状態でキハダを走らせることで効率よく魚を弱らせる。船団の中でヒットしたキハダが横方向に走った時は投入しないこと。周りの船の仕掛けとオマツリすることがあり、リングがオマツリを複雑にすることがある。船長が船を回して道糸を立ててくれるので、それからリングを投入しよう。一定のペースで巻き上げると、サメの気配がある時でも無事に上がってくる。
楽天マガジン つり情報2021/10/1号 34page より引用
楽天マガジン 2020/10/1号 より引用
サメ対策
一番のサメ対策はサメを寄せて興奮させる魚の血を海に流さないことだと思います。クーラーの中で血抜きして港に戻ってから水を抜く方法。
楽天マガジン つり情報2021/10/1号 35page より引用
3. 片付け
カツオは暴れて血を撒き散らし、血が固まると落ちにくいので直ぐに船内を水で良く流しましょう。
カツオは血抜きすると、ピンク色ですっきりとして、とても甘くて美味しくなります。血抜きしない1本釣り急速冷凍も美味しいですが、血抜きしたカツオも格別ですョ。キハダマグロも血抜き、エラ・ハラを出して氷水に直ぐ漬けておきたいですネ。
カツオは足が早いのでその日のうちに刺身、カルパッチョなど生食は食べた方が美味いです。翌日は煮付け、にんにくステーキ、ユッケなどとても美味しいです。
4. まとめ
2008年に相模湾に突然、現れたキハダマグロから15年経ち、釣り方も確率されて来たようですネ🤔
地球温暖化もどんどん進み、海の温度の上昇が止まらない状況で更に変わって行くのでしょうか?
もう道具揃えが追いつかないので SlowSecondLIfeのフィッシングとしては今ある道具で釣れる物の時期に釣るですかネェ😎