東京湾 相模湾 シロギス船釣り方
シロギスの天ぷらはとても美味しくて、釣りもピクピクと明確なアタリがあって面白いですネ。


目次
1. 事前準備
1-1. 船宿
東京湾では中ノ瀬、木更津沖、富津沖、富岡沖などを夏場は水深5〜8m、冬場は水深20〜30mを狙います。
東京湾では一年中、シロギス釣りの船が出ています。
※相模湾は、資源保護のため9~12月は禁漁期間となります。シロギスは海水温の変化によって、暖かい時期は浅場、寒い時期は深場へ移動します。浅場で釣れる5月~9月頃までがビギナーにオススメな時期です。8〜9月は子持ちシロギスが連れるので、大型の引きを楽しめます。
『やろうよ釣り!』〜はじめてのシロギス釣り(船釣り編)〜 | フィッシング相模屋 より引用
相模湾 小田原早川港 おおもり丸:ヤリイカ釣りで行っていた船宿ですが、夏場はシロギス船も出しており、大きな船でのんびりシロギスが釣れます。
1-2. タックル
船からのシロギス釣りの仕掛けにはテンビン式と胴付き式があります。胴付き仕掛けはオマツリが少なく誰でも扱い易く、オモリを浮かせて底で止めることで船下でもアタリが出易く釣れ易いので、初心者にも向いています。テンビン仕掛けは常にキャストとサビキ(引きずる)を繰り返し、広範囲を効果的に探れるが、潮向きによりアタリが出にくく、キャストに慣れないと仕掛けが絡まることが多い。
スピニングリールはキャストがし易く楽です。ベイトリールはクラッチのオンオフで細かな糸の出し入れ操作がやり易いので船下を狙う胴付き仕掛けに良いでしょう。どちらの仕掛けが良いか、好みで選びましょう。
テンビン仕掛けはハリスを自然に漂わせてシロギスにエサを吸い込ませることが出来るものの、キャストに慣れていないと仕掛けが回転して着水時にハリスがテンビンに絡まることがある。
胴付き仕掛けは幹糸から枝スが出ているシンプルな構造でアタリがダイレクトに伝わる。オモリを底に着けて止めた状態でも、ハリスが一定のタナで漂うためアタリを出しやすい。また、投入時の仕掛け絡みなども起きにくい。
『夏場は盤洲、木更津〜富津沖の水深5〜8mを狙っていて、状況により3mを狙うこともあります。浅場では船のプレッシャーが高くなり、そうなると食わなくなることもあるんです。だからなるべく遠くへキャストしてシロギスを掛けたいんです。テンビン仕掛けの方がタラシ(竿先からテンビンまでの長さ)を20〜30cmと短くできるので投げやすいです。』
楽天マガジン つり情報 2024/8/1号 24pageより引用
潮加減と風向きや釣座、船の流し方で、選べるように仕掛けは両方用意しておくと良いですネ。

胴付き1本バリ仕掛けは絡みが少なく、アカクラゲ対策にもなる。1本バリで手返し良く、常に新鮮なエサに付け替えるのが結果的にアタリを増やすことにつながる。馴れたら2本バリ仕掛けを使うのが良い。
楽天マガジン つり情報 2025/6/1号 6、25pageより引用




1-3. 仕掛け



仕掛けは市販品を良く使います。
1-4. その他釣り道具


バケツから捕まえるときにネットがあると楽ですネ。


春先から初夏に発生するアカクラゲが付いてくることが、たまによくあり仕掛けにアカクラゲが付いたままだとシロギスが食って来ないので、キッチンクロスや台所用スポンジをバックに入れて置くと便利ですネ。
2. 実釣
2-1. 船宿
2-2. 釣り座
潮加減と風向きで船下に仕掛けが入らない釣り易そうな釣座を選べると良いですネ。
2-3. 釣り場




2-4. 誘い方

仕掛けを前方にキャストし、オモリが着底した後、糸フケを取ったら誘いの動作に入る。この誘いの動作がシロギス釣りではとくに重要。胴付き仕掛けで大切なのは、オモリを着底させて静止させる「間」を作ること。オモリを底に着けた状態ではエサは底に沈んでいる。潮が流れているときは、ハリスが張ってエサがユラユラしている状態になる。より多くアタリを出したい場合は、竿をシャクッてオモリを浮かせ、再び海底に落とすことによりエサが跳ね上がる状態、落下する状態を意図的に演出してやる。竿をシャクってエサを動かしシロギスへアピールさせる。ハリスが張った状態を保ちアタリを伝わりやすくする。数を釣る人は仕掛けをまめに動かしている。竿先をやや下向きから頭上まで大きくシャクリ上げることがポイントで、オモリを海底から1m以上浮かせて大きな誘いを心がけよう。
楽天マガジン つり情報 2025/6/1号 26pageより引用

アタリがあったら竿先を軽く持ち上げて合わせを入れる。そのまま糸を緩めずにリーリングに入る。落ちるエサの誘いが胴付き仕掛けでは最も効果的な誘いで上からエサが落ちることで離れた位置の魚にアピールできる。エサの十分な落下距離を確保するためには仕掛けを大きく最低でも1mはシャクリ上げる。エサが落下中にもアタリが出るが、見逃し易い小さなアタリなので違和感を感じたら合わせる。誘いのパターンは潮の速さや魚の活性で変わる。その時々で最も効果的なパターンを探索し早く最適解を見つけることがアタリを増やす秘訣だ。
楽天マガジン つり情報 2025/6/1号 26pageより引用

潮が速ければ誘いは大きく、魚の活性が高ければ待ちは短く。潮が変わったり活性が変わったなと思ったら釣り方を変えてやる。アタリがあったら手返し良く釣ることが数をのばすコツ。アクティブに誘ってアタリを増やす。
楽天マガジン つり情報 2025/6/1号 27pageより引用

即合わせだとハリ掛かりしないので、アタリがあったらワンテンポ遅らせてゆっくり聞き合わせるとハリ掛かりしてくれました。エサを少し長めの7センチくらいにしてフワフワ自然に動かしてアピールしてみるととコンスタントにアタリが出せました。冬の時期はアタリが出づらく居食いしていることが多いので、タイム釣りで5秒、6秒、10秒とゆっくり合わせるを入れてみると7秒のタイミングで食ってくることが多く、アタリは出ないがポツリポツリと釣れる。少し仕掛けや動かし方を工夫する。少しポイントを移動すると同じ誘いでは全くアタらなくなります。シロギスはエサが噛まれてフニャフニャした状態のほうが吸い込み易く良い感じ、後半は毎回新しいエサに付け替えた方がアタリが出る傾向にありました。
楽天マガジン つり情報 2025/3/15号 72pageより引用


誘い上げはオモリを引きずるのではなく、海底から30〜50cmくらい持ち上げ、エサをしっかり浮かせることがポイントです。オモリをジワッと浮かせるように竿先を少なくとも1mはゆっくり持ち上げてるとアタリが出易い。クッと竿先が押さえられたら、リールを巻いて合わせを入れます。


テンビン仕掛けは動かすことが大事。これはハリスをフカせた状態でエサを自然に漂わせてシロギスに食わせるためで、仕掛けを止めたままではハリスがたるんで海底に着いてしまう。
テンビン仕掛けの釣り方は大きく分けてズル引きとボトムバンプ。ズル引きは横方向にサビくのはやり易いが、両隣に人がいるときにはできない。かと言って竿をゆっくり立てて行おうとすると慣れないとオモリが浮いてしまう。その為、船長のお勧めの釣り方はボトムバンプ。
楽天マガジン つり情報 2024/8/1号 25pageより引用

ズル引きはズル引いてヨブに差しかかったら止め、小刻みに竿先を揺すって誘う。
2-5. 取込み


3. 片付け
3-1. 料理
やはり、シロギスの天ぷらがとても美味しいですネ😎

