我がマンション給水管診断結果 築18年 更新不要 管端防食継手効果大 築38年まで更新延期 2022.5月
我がマンションは2004年3月新築で築18年目を迎えるので給水管診断調査が今年1月に行われた。
長期修繕計画では給水管の量水器廻り配管更新が築16年、竪管更新が築25年に計画されていた。
占有部分の給水管は架橋ポリエチレン管(樹脂管)なので、ほとんど更新する必要は無いが、共用部分は塩ビライニング鋼管なので継手部分に錆コブが発生して配管内が閉塞する可能性がある。以前、住んでいたマンションでも給水管診断(内視鏡カメラ撮影)である程度の閉塞状況が確認され、配管更新はしなかったが、磁気防錆活水装置を設置した。
net検索すると1990年以降は配管継ぎ手(エルボなど)は「管端コア」を内蔵した「管端防食継手」が使われるようになったとのこと。管理会社に確認してもらうと我がマンションは「管端防食継手」だった。
閉塞率はかなり低い可能性が高い😆
「管端防食継手」とは下図のように硬質塩化ビニル製「管端コア」と「Oリング」でネジ溝を防水して錆びさせない継手です。
目次
診断結果の評価基準
評価基準は閉塞率5%未満で判定A:良好・現状問題なし(修繕必要なし)。閉塞率5〜20%で判定B:比較的良好。閉塞率20〜50%で判定C:機能面で問題が始まってる。閉塞率50%以上で判定D:機能面で問題あり(修繕必要あり)とのことだった。
量水器廻りの配管(内視鏡カメラ画像)
小規模マンションなので量水器廻り2ヶ所、縦管1ヶ所の内視鏡カメラ撮影診断が行われました。
管端コアとエルボ(L字曲がり継手)の間のシール剤より少し錆が出ているようなので接続のネジ山が少し錆びているようだが、閉塞状況は全く無い、水垢汚れもほとんど無く、綺麗なものだぁ😎
共用竪管(内視鏡カメラ画像)
管端コアとチーズ(T字分岐継手)の間などのシール剤より少し錆が出ているようなので、やはり接続のネジ山が少し錆びているようだが、閉塞状況は全く無い、水垢汚れもほとんど無く、綺麗なものだぁ😎
診断結果
診断結果は全てA判定でしたぁ😎
長期修繕計画変更
給水管更新工事の量水器廻り260万円と竪管1,100万円が共に築38年まで量水器廻り20年、竪管13年延期された。(2022/5/22 通常総会で議決)
かなり、修繕積立金値上げを遅らせられたと思う😁
まとめ
給水管は内部が見えないので内視鏡カメラ撮影検査をちょっとの費用(今回35万円)かけても実施した方が良い実例でした😎
SlowSecondLifeとしてはコストは極力、削減したいが、マンションの管理費・修繕積立金は結構な割合を占めるので、無駄に修繕工事はして欲しく無いものですネ😁
ごく最近の給水管はスレンレス管であったり、HIVP管(耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管)やポリ管(架橋ポリエチレン管)などに切り替わってきているようですので、新しいマンションでは、さらに更新サイクルは延びると考えられます🤔