東京湾、相模湾ではマルイカと言いますが、正式名称はケンサキイカ、関東周辺ではアカイカ、山陰ではシロイカと言われるようです。
マルイカは、とても、甘く柔らかくて一番美味しい😋イカです。昔は長めのブランコ仕掛けで結構、簡単に30杯、40杯釣れたこともあったのに残念なことに最近は難しくなってしまいましたねぇ。
初夏がメインだったマルイカも人気上昇と共にシーズンが長期化し、狙う水深も幅広くなり、かなりスレて、ヤリイカやスルメイカより好奇心と警戒心が強く、ゲーム性が出てきて悩みの種が尽きない釣りです😅 最近主流のゼロテン(ゼロテンション)釣法だとアタリが分かり易いようなで行きたいのですが、釣り仲間では釣れないからと釣行希望が無いので...単独チャレンジですネ😎
三浦半島で私がマルイカ釣りに行く船宿は下記です。
<宮川湾 二宮丸>イカ生さんが良く行く仕立て船(かずま船長)です。
<小網代港 大和丸>マルイカを狙っている時期が長い乗合い船です。完全予約制。
<小網代港 やまはち丸>どちらかと言えばヤリイカを狙っている時期が長い乗合い船です。完全予約制。
<葉山あぶづり港 たいぞう丸>イカはマルイカ主体。空いていれば予約なしでもOKの乗合い船。
<剣崎間口港 喜平治丸>釣り友達が乗ったことがあり、良い船宿だよと言っていた行ってみたい予約乗合い船。
波がきついと当りが全く分からなくなるので、天気が良い波が無い日に行きたいですネ。
三浦半島では2~8月がシーズンです。
最盛期の5・6月はスルメイカの子供ムギイカが、深場に落ちていくのとマルイカが産卵に浅場に上がってくる時期で、ちょうど同じような水深30〜50mの浅場で一緒に釣れるので「ムギ&マルイカ釣り」として楽しめます😎
特に小雨降る梅雨時、薄暗い日がイカの活性が上がってバリバリ乗る狙い目のようです...
上:大和丸、下:やまはち丸 の釣り物カレンダー より引用
相模湾から東京湾口部のマルイカ1月に開幕してから既に4ヶ月経過。水深70〜90m前後で好調に釣れ続いていたが、潮が濁りだすと4月には水深50m前後でも乗るようになった。そして4月下旬には葉山沖の水深10m台の超浅場にも群れが回遊してきて、いよいよ夏の浅場シーズンへ突入しそうな勢いだ。...7月いっぱいまでは楽しめそう。
楽天マガジン つり情報 2024/6/1号 20pageより引用
マルイカの竿は大きく分けると宙釣りとゼロテンの両方が出来るオールラウンダーとゼロテン特化型の2タイプのようです。
私的には何本も竿を持てないのでオールラウンダー用に7:3胴調子のマルイカ竿とゼロテン用に先調子のティップラン竿を使おうと考えています。
早春から初夏まではまだちょっと深いので小型電動リールですが、初夏から夏は浅場になるので軽い手巻きリール(ハイギヤタイプ)が感度アップに良いですネ。
最近主力となったゼロテン釣法のタックルは高感度のハイレスポンスな竿と直結仕掛けです。
竿は穂先がサスペンションのゼロテン仕様、道具は軽い程良いのでリールは手巻き、オモリはタングステン
楽天マガジン 釣り情報 2022年2月1日号 39pageより引用
中村イカ生(イカオ)さんはニックネームで中村勇生(いさお)さんと言って、がまかつフィールドテスターなどをやって居て、我々が定宿にしていた二宮丸のかずま船に良く乗っているマルイカで束釣りする人ですネ😅
水深60m以上の深場では落下速度を考慮して細めのPE0.6号、水深30mを切るような浅場になると根周りを攻めることも多く、根掛り対策で太めのPE0.8号というのが使い分けの目安。
釣り情報 2021年7月15日号 29pageより引用
のんびり釣りが出来る一般的なブランコ仕掛けも用意しておくと私のような当りが分かり難い人には安心できますネ😅
《船宿推奨仕掛け》
大和丸 タックル より引用
◇竿:1.4~1.9mのマルイカ竿
◇リール:ベイト・電動
◇道糸:PE0.8~1.5号
◇仕掛け:ブランコ、直ブラ、直結のスッテ仕掛け
◇オモリ:40~80号前後
ゼロテン釣法の仕掛けは直結、直ブラ、直結ブラとありますが、直結仕掛けが理想のようです。直ブラや直結ブラはバラシを低減しますが、アタリの出方が鈍くなり掛け遅れるようです。取込みに慣れないうちは直ブラや直結ブラで、慣れたら直結仕掛けですネ😄
釣り情報 2020年8月1日号 29pageより引用
直結、直結+直ブラ(下2本)、直ブラの3パターンを用意したい。最初の様子見で直結+直ブラ、潮が早かったら直ブラ、それ以外は直結。直ブラは潮が早い時にスッテが潮を受けてイカが掛かり易い姿勢になるし、潮を受けてもバレにくい。ツノ数は枝間1.2mで水深40m以下は5本、70mなら8本、多く付けるとアタリが不明瞭になり、仕掛け沈降速度も低下する。イカの泳層により枝間や捨て糸の長さを調整するとのこと。
スッテは澄み潮時はケイムラやブルー(寒色系)のクリアボディメイン、濁り潮や深場はピンクやイエロー(暖色系)の布巻きメイン、イカの動きが早く1流し1投の時は小型スッテメイン。関東のマルイカ釣りは日中の釣りなのでハモノに狙われて移動が速い時は動き易い、小さな餌(スッテ)を食っているとのこと。
釣り情報 2020年6月15日号 35pageより引用
これ困ることあります。頭良い〜。海の上では思いつかなかったぁ😅
ギリギリ、ハマるけど...たまに入らなしスッテもあるなぁ🤔
1つの仕掛けで直結⇔直ブラ⇔ブランコ仕掛けに簡単変更可能で気に入って使ってます😎
葉山沖の浅場のポイントの海底はザクザクの根周り。ここでは根掛かりが頻発するので、捨て糸を2号以下にし、さらにコブを作ったりハリス止めを使用してステオモリ式にするなど、根掛かりしたときに切れるようにしておく。...この捨て糸のまま50号オモリを使用するとたたいたり、合わせたときに切れることもあるので注意。あくまでオモリ30号、水深10m台の浅場で狙うときのみにすること。同時にこの水深では高価なオモリの使用はおすすめできない。
楽天マガジン つり情報 2024/6/1号 21pageより引用
マルイカ釣りのクーラーボックスは30リットルまでで十分でしょう。
ヨリトリリングがあると仕掛けが回ってねじれないで良いです。
イカは海水補給のある生けすバケツで生きていますので、沖上がりの時にイカ絞め器具があると一瞬で締めて鮮度を保てます。徐々に死んだイカは身が締まっておらず、生々しく無いです。
イカ トレイがあると鮮度良く持ち帰れそうです。
相模湾~三浦半島西部の城ヶ島~剣崎沖、葉山沖が釣り場となります。
釣り方は水深が変われど基本は同じ。素早く投入して着底させる...。着底したらまずはそのまま糸ふけを取りながら竿先を見て、着乗りがあるかを確認する。「着底があと10mになったらサミングして糸を張ってやると、着乗りが見やすくなります。これをやるとやらないとじゃ、釣果がだいぶ変わる。」 そして最初の着底後はいきなりたたかず、オモリを海底に着けたまま7秒ほど待ってアタリを確認する。ゼロテンの釣りは、ここから軽い合わせを入れてを底から離し、再度着底させてたたきを入れる。たたいたら穂先を見やすい角度でストップし、わずかに穂先にテンションがかかる程度にしてアタリを見る。イカが触れば穂先が震えたり、浮き上がるような動きを見せる。少しでもオヤッと思ったら、すかさず竿を持ち上げるように合わせを入れる。ここで乗っていれば乗り感を感じられるはず。そのまま巻き上げ回収する。触りがなくても3秒前後ゼロテン状態を作ったら軽く合わせを入れる。空合わせで乗ることもあるし、オモリが海底から離れるのでオマツリを防いでくれる。これを2〜3回繰り返したら5〜10mほど巻いて落とす、巻き落としを行う。宙の釣りはオモリを少し海底から離した状態でアタリを待つ。こちらもアタリは様々だが、疑わしい動きにはすぐに合わせを入れていく。たたきを入れてストップしアタリを見て、なければ再度着底させてオモリを浮かせる。こちらも数回繰り返したら巻き落としを行う。いずれの釣り方も「乗った」、「乗らない」の乗り感を早くつかむこと。
葉山沖のように水深10m台の超浅場ならでの注意点は、まず「浅くなる=簡単」ではないことを理解して挑もう。アタリでビシッと合わせを入れると身切れしてハリ掛かりしないことが多い。カンナの部分が10cmも上がれば掛かるはず。小さめの合わせを心がける。セロテンでは...根掛かりばかりになるのでステイの時間を短くする。チョイ宙くらいで待つのもいいだろう。
楽天マガジン つり情報 2024/6/1号 21pageより引用
現在、マルイカ船を出している船宿の釣果情報をチェックすると「ブランコ仕掛けおすすめ」「ブランコ有利」といったコメントをよく見かける...ブランコ仕掛けだと着乗りで2〜3杯付くことが結構あって...1流しで1投ですぐに移動...「拾っていく釣り」にマッチしたのがブランコ仕掛けなのである。
楽天マガジン 釣り情報 2023年3月1日号 33pageより引用
ゼロテンの釣り方は「タタキと止め」の繰り返し。「焦らし」「アピール」「寄せ」と言われるタタキでマルイカがツノに触れられない状態を作り、ピタッと止めた瞬間に思わずイカがスッテに抱き付く、アタリが出る、合わせて掛けるとの流れになるとのこと。
ゼロテン釣法は小さなイカの当りやスレたイカの小さな触りを察知して掛けることが出来る。
ゼロテンション(道糸が張らず緩まずの状態)をキープしているとイカが違和感を感じずに長時間ツノを抱いている、小さなイカが触っても竿先にアタリが出やすいとのこと。
錘が底から離れてると波で船が揺れてれば錘・仕掛け・スッテが上下するし、仕掛けが張っているのでイカが触った時にアタリが出やすくいが、イカが違和感を感じ易く直ぐにツノを離してしまい掛けづらい、錘が底に着いて居ればスッテが上下しないのでタタキを入れて止めた時に違和感なく止まっているのでイカが抱きやすいし、ゼロテンションだと当りや触りが竿先やラインに出やすく分かり易いとのこと。
アタリが出たときに竿先が上にも下にも動くような位置にしておくことが必要なのだが、...
釣り情報 2021年7月15日号 29pageより引用
中村さんによればアタリが分からない、見えない、という人の多くは竿先を曲げすぎていることが多いそうだ。
イカ生さんは「ゼロテン状態になっているかは穂先の曲がりで把握する」ようだ。
下の真ん中写真のようにこの竿では先端から4番目のガイドまで曲がった状態がゼロテンとのこと。自分の竿のゼロテンをガイド何番目までかを把握すると良いようだ。
ゼロテン初心者注意ポイント
① 投入に遅れない
釣り情報 2021年7月15日号 30pageより引用
② オモリを置きすぎない
投入合図が出た直後は船位置をまだ調整しているので遅れて投入すると他の人の道糸にかぶさってお祭りしやすくなる。遅れる場合は他の人の道糸の入り具合を見て道糸がクロスしない方向へオモリを投げるようにする。
船が反応に合わせて移動しているのに、錘を底に置いたままタタキ続けると仕掛けの位置が変わらず、反応からズレてしまうし、道糸を出して行くと隣の人とお祭りするようだ。
タタキも通り一遍のタタキをするだけでなく、アタリが出ない時はマルイカの興味を引く違うパターンのタタキが良いようだ。
着底したら直ぐにたたけるように投入中も竿先が海面と45度くらい向いた姿勢を取る。止めている間は肘をバットエンドに密着させ竿をグラつかないようにするとアタリが大きく出る。穂先と道糸の角度を92~94度くらいの一定に保つそうだ。
オモリを寝かせたまま、竿先を素早く上下させてタタキを3〜4秒行う、止める、1・2・3で合わせる、巻き落とすを各数秒で行い、これを繰り返す。1セット6〜7秒、竿を止めてるのは1〜2秒。空合わせ2回に1回5m巻き落とし。空合わせ5回に1回は10m巻き落とし。
楽天マガジン 釣り情報 2022年2月1日号 41pageより引用
アタリがとらえられない人、確実に釣果が欲しい人は直ブラ、直結+直ブラのミックス仕掛けもお勧め、7月に入りイカのサイズは胴長15cmを超えるものが多くなり、直ブラでも十分勝負できるようになる。
現在発売されているスッテは何でも乗る、色はケイムラ、ピンク、グリーン、ブルー、レッドヘッド系が間違い無く、浅場ではクリア(ハダカ)系が実績高い。
楽天マガジン 釣り情報 2022年8月1日号 37pageより引用
タタキを入れた後に竿先を少し下げてゼロテン状態を作る。自分が一番アタリを見やすく合わせ易い状態で待つ。穂先に糸が絡んでいて合わせると穂先を破損するのでチェックする。穂先を注視していると微かに上下に動いたり、左右に振れるような動きが出る。少しでも違和感を感じたら、全てイカの触りだと思って即座に合わせていくことが上達につながる。
楽天マガジン 釣り情報 2022年8月1日号 38pageより引用
タタキを入れた後のセロテン状態は2〜3秒キープしたら一度軽く合わせてから底を取り直す。海底に着けっぱなしは根掛り、オマツリが頻発する。水深が浅いとイカにすぐに見切られたりスレて来て乗らなくなるので5m程巻き落としをする。
浅場では投げ返しが効く。フレッシュや大きな群れに当たり、着底と同時に派手なアタリが竿先に現れる時は、即合わせしないでワンテンポ置いてからゆっくり目の合わせを入れると多点掛けする。ゼロテンが難しければタタキを入れてからごくゆっくりのスピードで聞き上げていっても良い
楽天マガジン 釣り情報 2022年8月1日号 39pageより引用
アタリは「押え込む」「浮き上がる」「震える」の3パターン。竿先が数ミリ動く程度なので違和感あれば、すべて小さくコンパクト(15cm程)に合わせる。イカは何度もアタックしてくるが、大きく強く合わせるとイカがスッテを見失うし、錘がイカを驚ろかす。何度合わせても掛からずアタリが途切れたら、見切られたので巻き落としする。ゼロテンを保つのは2~10秒程度で糸に角度が出始めたら錘を浮かせ、3~5秒タタキ、糸が立ったらそっと置く。スレたイカは激しい大きな動きは避けるとのこと。
釣り情報 2020年6月15日号 36~38pageより引用
ハモノに狙われて移動が速い時は投入後、即ゼロテン釣法を行い、アタリ即合わせ。
釣り情報 2020年6月15日号 36~38pageより引用
活性が高い時、違和感が少なくスッテを長く(20秒も)抱いてい居るゼロテン釣法で多点掛け。イカが何杯も抱き付きアタリがモタレだけになった時に合わせる。
釣り情報 2020年6月15日号 36~38pageより引用
バレるイカはバレるので中速で巻いて来る。仕掛けが水面まで来たら竿を竿掛けに立てて竿先を上げて仕掛けを手元に近づけつかむ。投入器にスッテを入れながらイカが居たらバケツの上でスッテをひっくり返して外して入れる。バラさないように道糸や仕掛けのテンションは緩めないこと。
イカは海水を流してい居る沖上がりまでバケツで生きている。最後にバケツから出して眉間の間を指して締める。イカは水を切ってビニール袋に入れる。クーラーボックスの水を切って氷を入れて氷がイカに当たらないようにザルなどにイカの入った袋を置く。
胴に指を突っ込んで表側に胴と内臓の接合部を切って、足を引っ張って内臓ごと引き抜く。墨袋が破れると身が真っ黒になるので取っておく。胴からエンペラーに指入れて外す。胴に裏から包丁を入れて切り開く。水洗いしてタオルペーパーで拭くと共に薄皮を剥ぐ。イカの身は斜めに切ると柔らかくなる。足の間にある硬い嘴は取っておく。ゲソもタオルペーパーで良く拭いて置くと油が跳ねなくなる。
刺身が、とても甘くて美味い😋いかめし最高!エンペラーや足のゲソ部分は野菜炒め、天ぷら。