我が家マンション 自動火災報知設備 部品供給終了に伴う設備更新 管理会社より提案は妥当か

2023年度の理事会役員が終了したので気になった点をまとめて見ました。今回は自動火災報知設備の部品供給終了に伴う設備更新問題です。部品供給終了は色々な設備が該当しますが...自動火災報知設備はマンションで結構、重要な設備と感じます...🤔

管理会社提案 2023.11月

2012年生産終了、2023/3/31部品供給終了しており、万が一故障した場合、納期に数ヶ月かかるので、自動火災報知設備更新(275万円)が必要、法定点検結果は外観機能総合点検良好、受信機の不良も無しとのこと🤔

部品供給終了部分のみでの更新見積り

パット見て、部品供給終了と言われた受信機盤以外の発信機などを含んで居たので、部品供給が終了して居ない機器を除いて再見積もりを依頼したところ204万円の見積書が次々回に提示されました

劣化診断

net調査すると『自動火災報知設備には「劣化診断」と言うものがあり、日本火災報知機工業会が定める「劣化診断資格者」によって、各種測定器等を使用して専門的な知見によって機器の劣化状態を判定する。この結果を参考に建物の管理者等へ自動火災報知設備の更新を計画するように薦めている。劣化診断資格者が火災受信機などの主要機器について電源のノイズ、火災検出のレベル、伝送波形などを測定し、専門的な知見により判定します。』とありました。

『法定点検結果は外観機能総合点検良好、受信機の不良も無し』とのことであったので、劣化していれば早めに交換が必要と組合員に説明し易いので管理会社に劣化診断見積りを依頼したところ、受注していないし、実施していないとの回答でした。万一の場合のリスクを考慮すると、設備更新を行う以外の選択肢がないこと、また発注から実施までに数か月以上のリードタイムがかかること、年々金額が上昇傾向であることなどから、見積もりの取得を進め、次期理事会にて更新の実施をいただくように引継ぎ事項として進めることになりました

我が家マンションの自火報受信機を確認すると「ニッタン」と書いてありました。

定期的な法定点検では判別できない「劣化診断*」を活用ください。
自動火災報知設備等の劣化診断は、通常の定期点検などでは確認困難な経年による劣化の度合いを有資格者により診断します。

劣化診断について:ニッタン株式会社 より引用

ニッタンさんのホームページには「劣化診断を活用ください。」とあったので「お問い合わせ」ページから依頼しました。

劣化診断は10〜20万円程度かかるが、P型の場合は設置環境良く法定点検良好であれば、部品供給停止以外の指摘事項が出ることは少ない。故障トラブルとしては落雷による損傷の恐れ程度。劣化診断はR型が多く、P型は緑青が吹いているような盤などの診断依頼がある程度。管理組合で予算組んで頂き早めに設備を更新して下さい。<2024/5/16(木)ニッタン横浜支社 上野さん>

との回答を☎電話で頂きました。

まとめ

P型受信機は劣化診断しても、部品供給終了以外の劣化状況は無い。但し、落雷などで壊れた場合、部品供給が無いので受信機盤を新規に製作するのに数ヶ月かかり、その間、自火報は未警戒状態となる...

設備更新するしか無い状況のようだが...緊急性があるようにも思えない😓
長期修繕積立金の余裕が見込まれれば、自火報受信盤を更新しましょう...