オキアミをコマセビシに詰めて振って魚を寄せ、オキアミなどの付けエサを食わせるのがコマセ釣りです。
夏8月から晩秋11月にはワラサが釣れます。ワラサが釣れる時は朝一、1〜2時間ワラサ狙いで、その後、マダイ狙いに替える感じです。いつ来るか分からないですが、ワラサフィーバーの時期にはワラサ乗合船が出ます。
コマセ釣りはパターンが決まれば事前の準備は意外と楽です。
東京湾で夏場のワラサフィーバーが面白いのは剣崎沖です。大船団に成ります。
<剣崎松輪港 あまさけや丸>最近、行くようになった2名からでもお安く乗せてくれる予約乗合いの船宿です。昨年2022年12月進水した第23あまさけや丸は📱スマホアプリ「TankenmaruSMART」が使えます。腕も良さそう。港集合、帰港後に普段はちょっと離れた船宿で支払い・カップ麺付き、コロナ禍は港で支払いの港解散です。
<宮川湾 二宮丸>2006年からもう17年、釣り友との定宿になっています。秋から冬のマダイ・ワラサ釣りの他、夏はカツオ・マグロ釣り、冬から春の ティップランエギング、中深場五目、ヤリイカ、マルイカ、ヒラメ・ハタ、イワシメバルなど色々と狙ってくれます。基本5名からの仕立て船ですが、平日は2名からの乗合い船もリクエストでやってくれます。港集合、帰港後に港で支払い(Paypay可)、港解散です。
<剣崎松輪港 鈴米丸>石鯛かかり釣りに船で行く船宿ですが、マダイ釣りやカツオマグロ釣り等色々もやります。港集合、帰港後に船宿(うどんの軽食あり)で支払い、解散です。
私の場合は次の表のようなタックルと仕掛けです。マダイメインの時はライトタックルで、ワラサメインの時は標準的なタックルにしています。
竿(ロッド) | リール | 道糸 | ハリス | オモリ | |
標準タックル (ワラサ) | 2.35m 40~120号負荷 | シマノFM3601 | PE 2号 300m | 6~8号 6m | 籠 60〜80号 |
ライトタックル (マダイ) | 1.8~1.9m 20~60号負荷 | シマノFM401 | PE 1.5号 200m | 重い仕掛け 4号5m+4号5m=10m サルカン上にガン玉2B ハリ上50cmにカミツブシ1号 | 籠 40~60号 (早潮時+20号) |
船酔いに弱い方や座ってじっくり食い気のあるマダイを待つ方ならば揺れを吸収してくれる柔らかくしなやかな長竿、力強いリール、安定する錘、安全な太いPEラインの標準タックルですネ😎 またワラサフィーバー時にガンガン上げるにはノサれないロッドやパワーのある電動リールの標準タックルが良いです。
軟らか過ぎるマダイ竿だとヤリトリで振り回されたりしてしまうので注意したい。(ワラサ狙い)
楽天マガジン つり情報2022/11/15号 28pageより引用
お勧めの標準タックル
道糸PEはリーズナブルなシマノの8本編込み「タナトル8」がお勧めです。
表面が滑らかで潮受けがし難く、棚への到達スピードが速く、糸ふけ少なくオマツリが軽減し、棚ボケ(棚がズレてしまう)を防ぎ易く、アタリを出し易く、アタリを感じ易いようです😆
1.5号以下の細糸で、混んだ乗合船でお祭り時に高切れしたく無い場合は擦れに強い4本編みが無難なようですネ🤔
朝一入れ食い時、通常時、食い渋り時とハリス太さと長さ、ハリ大きさを替えます。
ワラサの食いがいい朝のうちは太めのハリスでオマツリしないよう強気に巻き上げるのが得策。食いがよければ太く短く、悪ければ細く長くというのがワラサ狙いのセオリーだ
楽天マガジン つり情報2022/11/15号 28pageより引用
①入れ食い時、朝一番…ハリス10号 6メートル、ハリ13号
楽天マガジン つり情報2022/9/15号 36pageより引用
②通常時…ハリス8号 6メートル、ハリ12〜13号
③食い渋り時…ハリス6号 6〜8メートル、ハリ11〜12号
クッションゴムは太さ2~3mm、長さ0.6~1mですネ。
ハリス・針は太さ、長さ、色、形状等々こだわりが楽しいです😆
針は付けエサがズレないケン付きがお勧めです。ワラサ針は12号ですネ。
ハリスはスティルス、ブラウンハリス「ジョイナー船ハリスⅡ」がお勧めです。
🐟魚には見えないと言うのが良いですョネ😎
ピンクもあるようです。
船長の指定タナ計算には一定のハリス長さがあるようですので指定のハリス長さは聞いておきましょう。しかし、指定のハリス長さでビシの位置を変えて良い場合やコマセをばらさないように、またビシを下げて魚を驚かせて散らさないように指示タナ(ビシ位置)を統一しハリス長さは自由に変えて良い船長も居ますので気を付けましょう😅
市販の仕掛けセットも良いですが、ハリス材質、ハリス長さ、針形状などこだわりが出てきたら、やはり自作が、楽しいですヨ。自作している時間が無い場合や足りない場合、船上で自作出来るようになるまでは市販品も用意して置くと良いですネ😎
慣れてくると「南方延縄結び」が一番強度が高い結びのようで安心して使えています。
ワラサ狙いは35リットル以上など欲しくなりますが、重いのでキャスター付きが便利です。
ワラサに沸く早朝のように朝暗い時は胸に付けられる懐中電灯があると、手元が照らされて、とても便利です。
胸に付けるとちょうど良いCOBタイプのペンライトは電池式、充電池式と色々出て来ました。充電式はUSB接続口に海水がかかって乾燥した状態で充電すると塩分で加熱損傷することがあります🤔。防水ならばUSB接続口を良く洗って乾燥するか、接続口キャップ蓋付が良いですネ😎。COBとは「Chip On Board(チップオンボード)」の略語。
ワラサを取り込む時には指ゴム、グローブを装着しておくと安全ですネ😅
コマセが良く効くドウの間は安定して良く釣れます。ちょっと狭いですが揺れも少ないですネ。
竿先は道糸を張って置いた方が船が走った時に竿先に絡まなくて良いです。
付けエサは真っ直ぐになるようにするのが、基本。まるまるとクルクル回ってしまうと言われてます。
付けエサのオキアミはコマセの中から潰れたり目が取れたりしていない形の良いのを数尾拾い、尻尾を2節目でハサミで切って置きます。夏場は暑いので形の良いのをクーラーボックスに入れて取って置いて、終盤のチャンスに使います。
エサ取りが多い時にはイカタン(イカの短冊切り)を混ぜると餌持ちが良いです。
付けエサのオキアミはコマセの中から取るスタイルで、他にイカタンを用意してくれている。付け方はオキアミの1匹掛け、オキアミとイカタンの抱き合わせ、オキアミとイカタンのサンドイッチとあるが、エサ取りの出具合により色々試してみるといい。
楽天マガジン つり情報2022/11/15号 28pageより引用
肝心なのは放出口の調整で、ワラサの場合はしっかりコマセをまき出せるよう上の窓は全開、下の窓もオキアミ1匹が通るくらいに開けておく。
楽天マガジン つり情報2022/11/15号 28pageより引用
コマセを8分目詰めて、潮加減で出方が変わるので1回の投入で丁度無くなる位に再調整します。
暑い夏場はコマセを全部解凍しないで、まずは半分をクーラーボックスに入れて保管が良いです。
コマセはポロポロ出すのではなく、タナまでに一気に放出と言われますが、ドバッと撒くとコマセに着いて船から群れが離れてしまう気がしますので、コマセの帯を太長く切らせないように撒き続け止めて帯の中に付けエサを同調させる感じが良いかと思います。手返し良くコマセを撒き続け、止めて食わせる感じ...ワラサ釣りは朝一がチャンスなのでコマセをしっかり撒いてワラサを船下に寄せましょう。
チャンスタイムの朝は1分程度でビシカゴを回収して手返し良く入れ直します。カゴのコマセが出ていなければ下窓を開放して出を良くしましょう。ステン缶は強めに竿を振ってコマセを出します。
乗船している船や周りの船を見て、近くでヒットしていたら竿を持ち上げ落とし込んで誘うと、その瞬間にヒットすることが多いです。
食いが一段落したら手返しを2〜3分にして様子を見ましょう。
ワラサはモゾモゾとしたアタリです。
ハリを飲み込まれると口でハリスが切れるので、アタリがギューンと来たら「グウィーン」と竿を持ち上げるようにして合わせ、バレにくい口角にしっかりハリ掛かりさせましょう。これ!ポイントだと思います!「グウィーン」ですョぉ😎
ワラサなど青物はグルグル回って隣や後ろの釣り人とオマツリするのでタックル的に問題なければドラグを締めて竿を立て弾力と電動で一気に取り込むようにしましょう。ワラサなど強い引きがあったらハリスを送り込みます。ハリスは指に巻かないこと、強い引きでハリスで指が切れてケガをすることがあります。
竿先がギュギュンと突っ込んだら竿を立て、合わせを確実にする。
巻き上げはドラグをきつめに締めておき、電動の一定速で巻き上げる。遊ばせると周囲とのオマツリを誘発するので、魚の頭を上に向け主導権を取らせないようにする。強引過ぎる巻き上げはバラシにつながるから、適度なヤリトリは必要。
取り込みは周囲で強力し合ってタモ取りしよう。釣った人はタモのほうへ魚を誘導し、すくう人は魚の頭からタモへ入れるようにする。
楽天マガジン つり情報2022/11/15号 29pageより引用
🐟魚はエラを切って、海水桶で血抜きをします。血抜きが出来たら直ぐにクーラーに入れて海水を少し張った海水氷で氷締めします。
帰港し下船する前にクーラーの底栓を開けて氷が溶けて薄まった海水は抜きます。塩分濃度が薄まった水に🐟魚を浸けて置くと魚の「うまみ成分」が水に溶け出してしまうそうです😎
🐟魚の上に氷を追加していっぱいにして帰宅します。🏠家に着いた時と1晩このままで置いて翌朝、フロ場でまた底栓を開けて溶けた水を抜きます。氷が足らないようだったらペットボトル氷などを追加します。
氷と魚をどけると、こんな感じで魚の下にペットボトル氷があるので🐟魚が溶けた水に浸かりません。
ワラサは冷やして翌日捌くのが熟成して、あまくて美味しいです😎 釣った日の夕方、捌くとコリコリした食感を楽しめますが、淡白な味ですネ🤔
キッチンペーパーで巻いて水分を取ると甘味・うまみが凝縮しています😆
ワラサは冷凍にして日持ちします。年末にワラサを釣ってキッチンペーパーを巻いて凍らせ、正月に刺身で美味しくい頂きましょう😉
ワラサにはブリ糸状虫が結構、居ます😫 アニサキスじゃないけど...
無害のようですが...発見したら、指で摘んで取り除きます😁
ブリの寄生虫には、主にブリ糸状虫とアニサキスの二種類があります。
ブリ糸状虫は大型の寄生虫で、細さは2~3ミリほど、小さいものは5センチ、大きなものは50センチにまで成長します。筋肉や体腔にとぐろを巻いたように寄生します。大きいので捌いた時に目視で発見できることがほとんどです。魚の筋肉部分に寄生し、体液を吸って生きているため、橙赤色をしています。ブリ糸状虫は食中毒になったり、人の体内に寄生したり、卵を産み付けたりしない無害なもので、寄生していた魚も食べても衛生上の問題はありません。
アニサキスの色は半透明の白色で、幼虫のサイズは2~3センチの糸状。鯨など宿主の体内では成虫に成長しますが、人間の体内はアニサキスにとって環境が合わないため成虫にはならず、1週間以内に死滅します。しかし、その際アニサキスが胃や腸内の粘膜に潜り込むことによって起こる急性胃アニサキス症では、食後数時間後~十数時間後に、みぞおちの激しい痛み・悪心・嘔吐を生じます。
ブリの切り身を購入して、加熱調理したところミミズ状のひもの様なものが出てきた。寄生虫ではないか。:農林水産省 より引用
ワラサは翌日午前中捌くと甘くまろやかになり、刺身やブリしゃぶがとても美味しいです。
ワラサはヒットすると楽しく、釣れる🎣と美味しくて嬉しいですネ😆よだれが出ます😋