退職2年目 任意継続から国民健康保険へ切換ました 2021.4.15(木)
釣り友から会社の健康保険は退職してから2年継続で加入できると聞いており、会社が負担していた半額も自分で払うので倍額となるが、国民健康保険は退職前年度の所得額で計算されるので継続した方がお得(年額15万円程お得)だったので退職時、継続申請しました。
今年は任意継続の2年目になりますが、任意継続保険料は1年目と同じく退職時前年の所得額で計算されるのに比べ、国民健康保険は前年の所得額で計算されるので、国民健康保険に切り替えれば大幅に安くなると思っていました。
目次
任意継続保険料2年目の納付書が郵送されて来た<2021/3/3(水)>
任意継続2年目の2021年度は健康保険料と介護保険料等で年額約36万円でした。
昨年度は年額約46万円だったので約10万円安い。
上さんが昨年12月65歳になって介護保険不該当になったようだ...健康保険料とは別に払うようになっています。
任意継続保険料の納付期限は 3/23(火)までになっているので至急検討しなければ...🤔
国民健康保険料のシュミレーション<2021/3/3(水)>
それでも国民健康保険料の方がさらに安いのでは...さっそくシュミレーションして見よう。
国民健康保険料は「医療分保険料」、「後期高齢者支援金等分保険料」及び「介護納付金分保険料」の合計額となっています。また、それぞれ、加入者の賦課基準額に応じて計算される「所得割額」、加入者の人数に応じて計算される「均等割額」で構成されています。賦課基準額は令和元年中の総所得金額等から基礎控除(33万円)を差し引いた額をいいます。
川崎市:令和2年度の国民健康保険料について より引用
賦課基準額を出す所得金額等が分かれば良いので、e-Taxオンライン確定申告でやった公的年金等の雑所得が参考になります。
私の前年度収入金額は企業年金だけなので結構、公的年金等の控除額があったようで雑所得金額は数万円でした。
参考に公的年金等の控除額を調べると60万円でした。
公的年金等は年金の収入金額から公的年金等控除額を差し引いて所得金額を計算します。この雑所得となる主な公的年金等は次のものです。
(1) 国民年金法、厚生年金保険法、公務員等の共済組合法などの規定による年金
No.1600 公的年金等の課税関係|国税庁 から引用
(2) 過去の勤務により会社などから支払われる年金
(3) 外国の法令に基づく保険又は共済に関する制度で(1)に掲げる法律の規定による社会保険又は共済制度に類するもの
市区町村により保険料率及び保険料は違うそうです。
私の住んでいる川崎市の 令和2年度 川崎市国民健康保険料の計算方法 に入力すると
医療分保険料【A】 | 所得割額:国保加入者全員の賦課基準額の合計 × 所得割料率 6.76% | 0 円 |
均等割額:均等割料率 34,530円 × 加入人数 × 加入月数/12 | 69,060 円 | |
支援分保険料【B】 | 所得割額:国保加入者全員の賦課基準額の合計 × 所得割料率 2.49% | 0 円 |
均等割額:均等割料率 12,610円 × 加入人数 × 加入月数/12 | 25,220 円 | |
介護分保険料【C】 | 所得割額:国保加入の40歳~64歳の方の賦課基準額の合計 × 所得割料率 2.32% | 0 円 |
均等割額:均等割料率 14,535円 × 40歳~64歳の方の加入人数 | 14,535 円 | |
年間保険料額 | 医療分【A】+ 支援分【B】+ 介護分【C】(端数処理後) | 108,815 円 |
健康保険料のシュミレーションは 年額 約11万円 でした。
- それぞれ、加入者の賦課基準額に応じて計算される「所得割額」 + 加入者の人数に応じて計算される「均等割額」
- 賦課基準額 = 令和元年中の総所得金額等 ー 基礎控除(33万円)
- 国民健康保険料 = 医療分保険料 + 後期高齢者支援金等分保険料 + 介護納付金分保険料
私の賦課基準額 0円 = 私の令和元年中の総所得金額等(企業年金収入金額ー控除額60万円=数万円) ー 基礎控除(33万円)
詳しくは 川崎市 国民健康保険のしおり を参考にしました。
令和3年4月から国民健康保険に切り替えたい場合の留意点
任意継続健康保険の保険料納付書送付には「国民健康保険への切り替えに関するお知らせ」が入っていました。
国民健康保険料と比較した場合、任意継続健康保険料より安くなる場合があります。
国民健康保険への切り替えに関するお知らせ より引用
<令和3年4月から国民健康保険に切り替えたい場合の留意点>
保険料は振り込まないで下さい。保険料を振込まないことにより資格は喪失となります。
健康保険の資格喪失年月日4/13(火)、保険証使用期限4/12(月)、資格喪失証明書発送日 4/12(月)
任意継続しない手続きは無く、2年目の保険料を振込まないことのようです。お知らせでは連絡した方がスムーズに行くようなので「任意継続はしない」旨の電話連絡はして置きました。
資格喪失証明書を持って川崎市役所に国民健康保険の手続きに行くってことですネ😎
資格喪失証明書受領、国民健康保険加入手続きしました<2021/4/15(木)>
資格喪失証明書が今朝、郵便受けを見ると届いていました。
川崎市の「国民健康保険の加入方法について知りたい」を見ると、職場の健康保険の資格喪失証明書の他にマイナンバーカード(又は通知カード)、本人確認書類(運転免許証等)が必要のようです。
早速、国民健康保険の加入手続きに宮前区役所の区民課に行きました。加入申請書を記載、受付をしてもらってから30分程で新しい国民健康保険証をもらうことが出来ました。
国民健康保険料納入・決定通知書来ました<2021/6/14(月)>
年間保険料額は 32,710円 でした。任意継続2年目は年額約36万円の予定だったので国民健康保険に切替えて、とってもお得でした😆
川崎市の 令和3年度 川崎市国民健康保険料の計算方法 が6/1付で掲出されてました。
医療分保険料【A】 | 所得割額:賦課基準額 0円 × 所得割料率 6.44% × 加入月数/12 | 0 円 |
均等割額:均等割料率 33,530円 × 加入人数 × 加入月数/12 ー 46,942円(*) | 20,118 円 | |
支援分保険料【B】 | 所得割額:賦課基準額 0円 × 所得割料率 2.56% × 加入月数/12 | 0 円 |
均等割額:均等割料率 12,993円 × 加入人数 × 加入月数/12 ー 18,192円(*) | 7,794 円 | |
介護分保険料【C】 | 所得割額:賦課基準額 0円 × 所得割料率 2.62% × 加入月数/12 | 0 円 |
均等割額:均等割料率 16,060円 × 加入人数 × 加入月数/12 ー 11,242円(*) | 4,818 円 | |
年間保険料額 | 医療分【A】+ 支援分【B】+ 介護分【C】(端数処理後) | 32,710 円 |
*:所得の基準による軽減措置に該当する場合の軽減額:7割軽減 |
シュミレーションした時には所得基準による軽減措置を考慮しなかったのですが、賦課基準額 0円だと7割も軽減されてました。
まとめ
- 任意継続保険の2年目で国民健康保険に切替える手続きは無く、2年目の保険料を振込まないことで、資格喪失証明書が送られてくる。
- 資格喪失証明書を持って区役所区民課へ国民健康保険の加入申請を資格喪失してから原則14日以内に行う。
- 退職して収入が無くなった翌年からは国民健康保険がお得。
- 所得金額 0円であることを確定申告しておくこと。